━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ まぐまぐID : 0000022784 ■■ 62歳パソコン教師の日記 NO.84 2000.03.19 ■■■ Home Page : http://plaza27.mbn.or.jp/~nishikubo/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日の読売新聞の「気流」欄のテーマは「恩師」でした。 私の恩師の中でも、心に残っている一番の恩師は小学校4年生から6年生 までの間の担任の先生「松井宗一郎先生」です。北海道小樽市の緑小学校で す。痩身長躯の先生は、いつも国民服を着ていました。終戦直後ですから、 大人も子供も着た切り雀なのです。当時はまだ戦争時代の名残で、先生は怖 い人というイメージがありましたが、松井先生はとても温厚な方でした。 当時は戦後の混乱期でしたから、どこの家でも食べる物にも事欠く生活で した。自殺する人が多かったですね。その日の朝刊に市内に住んでいた一家 が心中する記事が載っていました。先生はそのことに触れ、「自殺は卑怯者 がやることです。どんなに苦しい事があっても死んではいけません。親から 授かった命を自分で絶つことは一番の親不孝です。」と、何時にもなく厳し い言葉で話されました。 私も小学校低学年の時は、修身や教育勅語など戦時中の教育を受けていま したから、「卑怯者」という言葉には強い嫌悪感を持っていました。自殺す るのは卑怯者がやることだという言葉が強く印象に残りました。 その後、私も人並みに恋をして振られ、死にたいと思ったことがありまし た。その時に思い出したのは松井先生の言葉です。卑怯者にはなりたくない、 意気地なしとは思われたくない、そう考えると、とても死ぬことは出来ませ んでした。 それから数年が経ち、結婚をして子供もできました。20代で会社の経営 を始めましたが、数年後には敢えなく倒産、家族の生活費にも事欠く始末で した。食事も喉に通らず、夜になっても眠ることも出来なくなってしまいま した。そんな状態が数ヶ月も続き、死にたいと思うようになりました。死ん だらどんなに楽になるだろうと考えていました。 いざ、死のうとした時に、松井先生の姿が現われ、先生の言葉を思い出し ました。それまでは、先生の言葉を思い出す余裕さえも無かったのです。土 壇場になって、二度までも先生の言葉に命を救われました。この時は、卑怯 者になることよりも、親不孝をしたくない、自分の妻や子供を悲しませたく ないという思いでした。 両親を亡くした後、バブル崩壊で私の会社も不景気のどん底に陥りました。 おまけに、数年前からの持病、湿疹が悪化して外出も出来ない状態になりま した。外出出来ないのですから、本業の不動産の仕事も出来ません。毎日、 家の中に閉じ篭っていなければならないのです。 しかし、今度は家族のために頑張ろうという気持ちがありました。外出す ることが出来ないのなら、その時間を今後のために勉強をすることにしよう と考え、パソコンの勉強を始めたのです。Windows95 が発売された頃です。 1日中家にいるのですから、勉強する時間は充分あります。 1年後に湿疹が全快する頃には、パソコン教師を始めていました。今考え ると、あまり知識が無いのに、よくも図々しくやったものだと思っています。 でも、パソコンは私に向いているのでしょうね。最近は毎日15時間以上は パソコンに触れています。ついつい時間を忘れてしまうのです。それもこれ も、マガジンを購読されている読者の方々がいらっしゃるからなのです。 お陰様で、松井先生のお言葉を思い出す必要は無くなりましたが、私が今 あるのは松井先生のお陰だと思っています。恩師・・・真っ先に思い浮かぶ のは小学校の頃の松井先生です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※【バックナンバー】は、下記のホームページの左下に [MAGMAG] のボタン がありますので、これをクリックして「まぐまぐ」のページへ行き、ダウ ンロードをしてご利用ください。 ※【掲示板】をご利用ください。このメールマガジンの読者の方が対象です。 パソコンに関する質問その他を書き込んでください。質問には読者の方々 の中でご存知の方がいらっしゃいましたら、回答を書き込んでください。 下記のホームページの左下に [BBS] のボタンがありますので、 これをク リックして「掲示板」のページへ入ります。 掲示板は初めての方も、練習のつもりでお気軽に書き込んでください。 http://plaza27.mbn.or.jp/~nishikubo/ ※【ヘミングメイト】このマガジンの読者の方が参加できるメールサークル です。参加者数は230人を超えました。 参加申込みは 1.お名前(ハ ンドルでも結構です) 2.メールアドレス 3.都道府県 4.自己紹介文 を書いて、徳さんへ送信してください。 fukuichi@po1.dti2.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ まぐまぐID : 0000022784 発行責任者 : 西久保 希光 ■■ 62歳パソコン教師の日記 NO.84 2000.03.19 ■■■ Home Page : http://plaza27.mbn.or.jp/~nishikubo/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※ このメールマガジンの読者登録解除は下記のホームページで出来ます。 http://plaza27.mbn.or.jp/~nishikubo/mag.html ※ ご意見・ご感想・ご質問は bzq12755@bd.mbn.or.jpまでお寄せください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━