64歳パソコン教師の日記 NO.1031 (2003.01.28)


 7年ほど前、我が家の階下に日本人の夫とフィリッピン人の妻が引っ越してきました。その後、二人の息子が生まれましたが、夫はだんだんと帰宅し なくなり、昨秋からほとんど戻らなくなりました。韓国人の女性と一緒に暮らしているそうです。

 階下の部屋の所有権は、夫とその父親の50%ずつの共有でしたが、夫が友人の借金の保証人になり、昨秋、自分の持分の所有権を失ってしまったそ うです。夫は家に帰って来ることが稀でしたし、妻は難しい日本語を読めないために、裁判所からの通知に気が付かなかったのです。競売で落札したの は暴力団でした。

 その暴力団は僅か一百万円で落札した50%の共有持分を、残りの50%の持分を所有している父親に一千万円で買い取れと強要しているそうです。 物件の相場が一千万円なのに、半分の持分をその額で買い取れとは無茶な要求です。

 居住している母子に対する暴力団の嫌がらせが始まりました。毎日やって来て大声で怒鳴り、嫌がらせの貼り紙をしていきます。強力な接着剤で貼っ ていますから剥がすのは大変です。毎日、剥がせば貼る、剥がせば貼るの繰り返しです。

 郵便受けには鍵を掛けられて手紙を取り出すことができません。いつも戸外で元気に遊んでいた二人の男の子は家から出てこなくなりました。家の中 で怯えているのでしょう。

 嫌がらせは次第にエスカレートして、スチール製の玄関ドアを取り外して持ち去ってしまいました。私が110番に電話をかけ、警官がやってきまし たが、事情を聞いただけで帰ってしまいました。ドアがなくなった入口にカーテンを掛け、内側にダンボール箱を積んで凌いでいました。

 十日ほど経った大晦日、やっと別居中の夫が業者を頼んで新しいドアを取り付けました。私たちがホッとしましたのも束の間、今度は外部からドアを 溶接してしまいました。2階ですから窓から出ることもできません。監禁されただけではありません。玄関脇にあるメーターボックスの水道とガスの栓 を締めていったのです。

 階下からの助けを聞いて私が栓を開き、水とガスは確保できましたが、監禁された状態は続いおり、私の妻が窓から食料を届けていました。数日後、 夫が業者を頼み、グラインダーで溶接を削り取り監禁状態から脱しましたが、真新しいドアは見るも無残な姿です。

 昨日は、玄関ドアのノブを壊して鍵を掛けられないようにし、ガスと水道の栓を締めた上、メーターボックスの扉を開くことができないようにしてい きました。私はハンマーと鏨を使い、一時間近くかかってメーターボックスの扉を開き、水道とガスの栓を開けることができました。

 このようなことが12月初めから連日続いています。しかし、何度110番に電話をかけても、警察では民事には介入できないと言って取り合ってく れません。現に母子が被害を受けているのです。法事国家でこのようなことが許されて良いものでしょうか。

 警察は法律の枠の中でしか動けないのは解りますが、民事だから警察は関係ない、それでお終いでは困るのです。母子とも日本の国籍を持っています。 何らかの対応をとることはできないものでしょうか。

 妻子を置き去りにした無責任な夫、金儲けのためには手段を選ばない暴力団、何の役にも立たない、役に立とうとしない日本の警察、私は日本人とし て恥ずかしいのです。