62歳パソコン教師の日記 NO.408(2001.3.3)


 昨日のマガジンに書いた「フォーマットをしたHDでもデータは残っている」という件について、「かんさん」と「鈴木さん」から教えて頂きました。

 HDにはデータ本体とそのデータの管理情報が格納されているのだそうです。管理情報を通さなければデータを操作するどころかその所在さえも判らないということです。

 フォーマットはその管理情報だけを消去することだそうです。管理情報が消えてしまえばデータの所在は判らないのですから、あたかもデータが消去されたようにみえるわけです。

 フォーマットをしたHDは全容量が空きになっていますが、それは管理情報がそのようになっているだけで、データは厳然として残っているわけです。

 では、どうして新たにHDの全容量に相当するデータを書き込めるのか?それが不思議でした。なんてことはありません。古いデータに上書きをするのだそうです。これで昨日からの疑問は解決しました。

 それでは、フォーマットをしても削除することのできないデータを、どのようにして消すのでしょうか。実は消すのではないそうです。コンピュータのに保存されているデータは0と1だけを使って保存されています。2進数というやつですね。

 あらゆるデータは0と1の組み合わせに変換されているのですから、すべて0だけにしてしまえばデータとして意味のないものになってしまいますね。そうです。HD抹消ソフトというのは、HDの全域に0を書き込むソフトだということです。

 これらのソフトは今年から発売され、これから発売を予定している会社も数社あるそうです。FDで販売され、価格は千円ほどです。

 これらのソフトを利用するのは、数年で大量のPCを廃棄処分する大企業などでしょう。小さな会社でも企業秘密が入っているでしょうから、そのまま廃棄したり下取りに出すわけにはいきませんね。

 私たち個人ユーザーが人に譲る場合、ソフトを使ってHDの全領域を0で埋め尽くしてしまうわけにはいきませんね。リカバリーCD−ROMを使って工場出荷時状態に戻せば良いと思いませんか?

 これは駄目だそうです。OSその他のソフトがインストールされている工場出荷時状態はせいぜい数百MBです。残りの領域にはデータが残っているのだそうです。

 では、どうしたら良いのでしょうか。私が思いついた方法は、先ずデータをすべて削除します。次に意味のないデータを空き領域すべてに保存します。小さな容量のファイルでは手間がかかりますから、BMPやWAVなどの大きなサイズのファイルをコピーして保存すれば良いと思います。最後にそのデータを削除します。

 万一、データ復元ソフトを使っても、現れるのは意味のないデータとなる筈です。これで第三者に渡せばOKだと思うのですが如何でしょうか?